押し寄せる感情たち

- Category - 怒りん坊日記



ヘナヘナ……


腰が抜けて
その場にしゃがみこんだまま
泣いてしまいました


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保育園帰りのこと

いつもは二人で歩くのですが
連休前で荷物が多かったので
自転車で持ち帰ることにしました


荷物を前かごに山盛りに乗せながら
それでも乗り切らないので
ハンドルにかけて

自転車を押しながら
息子と歩いて帰りました


もう自宅に着く
数メートル前


「今日は玄関にそのまま行かないで
 駐輪場に寄ってから帰るよ」

「うん」



そう声を掛けてから
5秒くらいだったでしょうか

息子がいなくなっていました


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「おーい!〇〇(息子の名前)」
「どこにいるのー?」



いつもの夕暮れ
いつもの人通り
何もかもいつも通り
息子がいないこと以外は


冷や汗が出てきて
心臓がバクバク言い始めました



(どうして目を離しちゃったんだろう!)



いつもは手をつないでいるので
上空の飛行機を目で追っても
救急車のサイレンに気を取られても
全然大丈夫でした

それと同じ感覚で
数秒だったとはいえ
目を離してしまった自分に
猛烈に腹が立ってきました



「おーい!〇〇(息子の名前)」


さっきよりも大きな声で連呼し始めたので
通り行く人たちに
ジロジロ見られましたが
そんなことに構っていられませんでした


時間がジットリと流れる中
指先が冷えてきて
血の気が引いていくのを感じました


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(もうダメだ!一旦荷物を置きに帰ろう)


そのままにしていた自転車を
駐輪場へ置きに行くと


「あれぇ?遅かったねぇ」


そこに息子が立っていました



(もおぉぉぉぅ……よかった)




思わず
そこにへたり込んで

不思議そうにしている
息子をそっちのけで
オイオイ泣いてしまいました



数秒の間に
息子は
別の入り口から駐輪場へ回り
私を驚かそうと待っていたそうです



オイオイ泣く私にビックリした息子も
クスンクスン言い始めたので

しばらく一緒に泣いてから
お家に入りました



まだこの年齢だからというのもありますが

繋げるときにはしっかり手を繋いで
そうでないときには目を離さずにいようと

あらためて心に誓いました
(ご近所の方、お騒がせしてごめんなさい)




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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