余計

- Category - 怒りん坊日記



「余計」というコトバ

私の地雷が埋まっていることに
気づきました


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夫の急ぎの書類があり
休日だった私が
代わりにポストに投函することになっていました


ちょっと歩けば
郵便局はあるのですが
(まだ土地勘がないので)


「もうちょっと近くにポストがないかなぁ」
「ポストがウロウロしててくれないかなぁ」


何気なくボヤいていたら


「ポスト〇ップをググれば?」

通りかかった夫がそう言いました



(へぇー、そんなのがあるのかぁ)


『ポストマップ 〇〇〇(←地名)』


住所が一覧で並んでいるのを眺めていると
再び夫が画面をのぞき込んできました


夫「ちがうなぁ」

私「は?これじゃないの?」



検索ワードに
私が入力した文字を確認すると

「余計なのは入れずに『ポスト〇ップ』だけでいい」



その「余計」というコトバを聞いた瞬間に
自分がイラっとするのを感じました


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そのままそこに居たら
夫にイライラをぶつけてしまいそうだったので

すぐに出掛ける準備をして
そそくさと家を出ました



どうしてあんなに
一瞬でイラッとしたのだろう



夫の言い方がキツかったわけではないし
いつもと特にかわらないテンションのやり取りです



たとえば

「余計なことは入れなくていいんだよね」

自分で自分に使う「余計」には
全く反応しないのに

他人(特に夫)に言われると
過剰に反応してしまうのは



余計なものは入れないでいい
 ↓
余計なことをするな
 ↓
余計なことしかやらないな
 ↓
この役立たず!




私の中に
こういう思い込み変換機があるからです



言っている本人は
きっと覚えていないくらいのワードでも

そこを地雷として持っている私は
ぬかりなく拾い上げて
恨めしく眺めてしまうのです


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これまでは

こういうキーワードを使われると
こういう思い込みが発動してしまって
とても不愉快に感じるので
できれば違う言い方をして欲しい

そんな風にリクエストしたこともあります
(面倒くさい私)


でも
私にとってのネガティブワードは
自分で思っている以上に沢山あって

その度に相手に封印を求めるのも
私にとっては
あまり建設的な解決法ではないなと
感じたりもしています
(逆の立場だったら面倒くささこの上なし)



ここ最近やっているのは

夫のセリフを
自分で上書きして言い直す

です



「余計なのは入れなくていい」

と言ったのは夫ですが


「そうか、余計なのは入れなくていいのか」
「ふむ、余計なのがない方が効率良いのか」
「そのときは余計と思わなかったけどなぁ」



それを自分で言い直し(ぼやき直し)ていたら
しまいには
その「余計」が
どうでもよくなってきました(一件落着)


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今は在宅という働き方のせいもあり
一日中身近にいるのが家族で

ちょっとした言い回しや言葉のチョイスに
過剰に反応してしまうこともあります


場合によっては
リクエストを適切に相手に伝えることも必要ですが

怒る必要のないことや
ムダなイライラにつながる気配のあるものであれば

自分の感じ方を
違った解釈や方法で緩めてみることも大切だなと感じました



ちなみに
今日をもって

いつも通りの
ちょっと歩いて行くポストが
一番最寄りであることが判明しました




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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