慣れとトゲ

- Category - 怒りん坊日記



不要不急の外出は避けるべき

だけど

必要で急ぎの外出
意外にあるものです


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なるべく一度の外出で済むように
まとめて出掛けるようにはしているのですが


お役所関係の手続きを終えて
自宅の郵便ポストを覗くと

公共料金の支払い請求や
転居に伴う手続きのお知らせが
申し訳なさそうにこちらを見つめています


旧住所からの転送ということもあり
〆切が迫っているものも多いので

ひと息ついてから
よいこらしょっと
また出掛けることになります


窓口の人員削減や
営業時間の短縮によって

手続きひとつにも
わりと時間がかかりますが
その状態にもすっかり慣れました


待合の席が
ひとつ飛ばしで使うようになっていること

どこの窓口にも
大抵
ビニールのつい立てがされていて

初めは
そんな光景を

(すごい!まるでバリケードだな)

ものものしく感じたけれど

それにもすっかり慣れました


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昨日は
本人の手続きが必要な書類を提出しに
夫と一緒に出掛けました


私は先に済んだので
風通しの良い外の廊下で待っていたのですが

ちょうど夫のそばにいたおじいちゃまが
窓口でずっと怒っていたそうです


私はその場にいなかったので
ニュアンスはよくわかりませんが


「実印を娘に取られた!」


夫が言うには
自分の手続きで待っているときから
全て終えてそこを出るまで


ずっと
窓口の人に向かって
繰り返しそう言いながら
怒っていたそうです


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私自身のクセとして

イライラしている人を
あえて見つけようとしてしまう


というのがあります


それを見て
どうこうできるわけでもないし
ただそこに居るだけなのですが

この人がもっと怒り始めたらどうしよう!
別の人までイライラし始めたらどうしよう!

そんな風に
ヒヤヒヤドキドキしてしまうのです

以前の私なら

(もうそれ以上イライラ言わないで!)
(窓口の人もイラッとしませんように!)

全く無関係なのに
人の怒りまで見張っては
勝手にヒヤヒヤドキドキしたがるクセがあったのです



怒りは第二次感情である
怒りの裏にある感情が第一次感情である


アンガーマネジメントによって
それを学んでから

自分の「怒り」と
少しずつ上手く付き合えるようになってきてから


周りで怒っている人を見かけても
以前のように
「ひとり劇場」にのみ込まれなくなりました


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他人のことはさておき
自分のこととなると
小さなイライラは沢山ありますが

そのまま放っておくと
まるで指先に刺さった
見えないくらいのトゲのように
チクチクします
(ついつい触ってはチクチクを確認)


「こんな小っちゃいのが刺さってたのか!」

ピンセットで抜くと
ウソみたいに何でもなくなるように


「不安と心配があったんだな」

自分の怒りに隠れている
第一次感情に気づいて認めると
イライラが小さくなります


人によって違うかもしれないけれど

私にとっては
似ている感じがします
(ただ今長男がイライラトゲに奮闘中)




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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