一瞬躊躇してしまったこと

- Category - 怒りん坊日記



躊躇する


今までには考えもしなかった場面で
それが顔を覗かせました


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スーパーへ買い物に行ったときのこと

お買い物カートを戻すところで
3歳くらいの女の子を降ろそうとしていたお母さん

抱きかかえたと同時に
長靴の片方が脱げました


(あっ!)


そばへ寄ろうとした一瞬
その一瞬に
躊躇してしまっていた自分がいました

ちょうどそのとき
反対側から来たおばちゃまが


「あらあら、脱げちゃったのね」


そう言って
女の子に長靴を履かせてあげました


(なんで躊躇した、私!)



そこを後にしてもなお
言い知れぬモヤモヤが
しばらく付きまとっていました


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実は少し前

近くの駐輪場で
倒れた自転車を起こせなくなっている男の子がいました

近くには
自転車に乗ったお母さんがいたのですが


通りかかったついでに


「大丈夫?いくよ、ほれっ」


男の子と一緒に
自転車を起こしました


するとお母さんが

「いいんです!放っておいて!」

と言いました


私は

「そうですか、ごめんなさい」

そう言って立ち去ったのですが


不思議なことに
イライラしたり
モヤモヤした気持ちは
全くありませんでした


そこには
私なりの
色々な解釈が考えられて

たとえば

自転車を起こす練習だったのかもなぁ
この時期だし接触するのはまずかったかなぁ

などがありました


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…なんていう
出来事があったものだから

女の子のそばに行くことに
一瞬とはいえ
躊躇してしまった自分がいたのでした


でも
お母さんは買い物袋も抱えていたし
とっても大変そうだったなぁ

その姿が
何だか忘れられませんでした



躊躇して後悔するくらいなら
次からはお声をかけて

「いいです、結構です」

と言われたら

「あ、そうですか」

でいいじゃないか



今はそんな風に感じています




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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