こっちの気も知らないで!
っていうくらい
心配が膨れ上がっていました
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部活のため
毎日帰りの遅い長女
終了時間もわかっていて
そこから多少遅れることも想定内
それにしても遅い!
そんな日が続いていました
学校まで自転車通学なのですが
30分以上かかる道のりで
帰る頃には
日もとっぷりと暮れて
真っ暗です
毎回ハラハラしては
通学路を車で走ってみたこともあったし
街灯の乏しい家の前の細い道を
寒さに震えながら立って待っていたこともありました
遠く向こうに
自転車のライトが見えると
やっとホッとして
生きた心地がするのでした
(大げさだけど本当にそんな感じ)
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この日は
部活終了予定時刻を
1時間以上も過ぎていました
(もういかん!これ以上は待てん!)
まずは
娘と同じ部のお友だちに連絡してみよう
もし娘だけ帰っていないようなら
学校へ電話してみよう
もし下校して1時間以上たっているのであれば
まずは夫に連絡をしてすぐに帰ってもらって
子どもたちに留守番を頼んで…
不安が膨らんでドキドキし始め
破裂寸前なのに頭の片隅では冷静な自分がいました
(よし!念のためにもう一回外へ行ってみよう)
これでダメなら
お友だち宅へ電話だな
そう決めて外へ出ました
目を凝らしてジッと見ていると
遠く向こうに自転車のライトが
やっと見えました
(もう!おかえり!)
一気に身体の力が抜けて
ホッとしたのですが
同時にイライラがわいていました
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一生懸命帰ってきたのだから
頭ごなしに怒りをぶつけるようなセリフは言うまい
という意識はありました
私「遅かったね、何かあったの?」
娘「別に?何もない」
私「いつもより学校を出るのが遅かったの?」
娘「わからない」
私「今もう〇時だよ?」
娘「え?そうなの?」
どこまでものん気な様子に
(こっちの気も知らないで!)な自分が出てきました
私「じゃあ、今日遅くなった理由を教えて」
娘「…帰りに友達と話してた」
(もう!それだよ!遅くなった認識はあるんやないの)
私「学校を出たであろう時間から1時間以上は遅すぎる。
私も心配だし、お友だちのお家の人もきっと心配しているよ。
連絡手段もないから、次から〇時を過ぎたら学校に電話するね」
娘「うん、わかった」
次から〇時を過ぎたら学校に連絡するね
それを伝えた瞬間に
自分の中がスッキリするのがわかりました
これまで
境界線が曖昧だったから
余計にイライラしていたのかもしれません
そして
今回娘に伝えたことは
結果的に良かったのかどうかはわかりませんが
私の中では精一杯だったなと感じました
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(もう!また立ってる!)
何十年も前
家に向かっていると
薄暗がりの中
遠くに母が立っている姿を見て
そんな風に感じている自分がいたことを覚えています
私の姿を見つけると
黙って先に家に入り
「お帰り、遅かったね」
ただそう言うだけだった母
心中穏やかではなかったはずです
(今なら痛いほどわかる)
今まさに自分が同じように
娘の帰りを家のそばに立ち待っています
(もう!また立ってる!)
もしかしたら
娘にはそんな風に思われているかもしれませんが
帰宅の遅い娘を持つ母親あるある
なのかもしれないなぁとも感じています
(部活が休みの日は心底ホッとしてしまいます)
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山本周子(やまもとちかこ)
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