溢れる愛情に泣く

- Category - 怒りん坊日記



そうだったなぁ…


数秒前まで
若干イライラしていたのに

あっという間に涙腺崩壊です


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保育園のおゆうぎ会に行きました


低年齢のお子さんたちは
ほんの少しの時間ですが

それでも
大勢の前で初めてのステージ
手を振る子もいれば大号泣の子もいて

それを上手にお披露目して下さる先生方にも脱帽なのですが
観ている大人たちの温かい視線と拍手にホッコリしました



プログラムがしばらく進んでいくと

「あらー!まー!立ってるわー!」

「やだん♡こっち見てる」

「んもー!どうして?ホントにかわいいわぁ~」


ちょうど私の座っていた後方から
ひときわ大きな声が聞こえていました

多分お孫さんのステージを観に来られた
おばあちゃまなのだと思いますが
(とてもお若くて元気なマダム)

「あははー!ほんっとにかわいい!」

「ちょっと!泣いてるじゃないの!フフ」

「…と思ったら、おヒザでリズムとってる♡」

「いやん!抱きしめたい」


相手がお孫さんのことだとわかっていても

聞いていて恥ずかしくなるようなセリフを
絶叫しまくっていました


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はじめは

その声のボリュームと
心の声丸出しの感じに
少しモヤモヤしていたのですが


あまりにも色々が
どストレート過ぎて
そのダダ漏れの愛情表現が
羨ましくなってくるほどでした

(まぁ、いいか♡←むしろ羨ましい)



最初はささくれ立っていた気持ちが
そんな穏やかな状態になった頃に
我が子のステージだったものだから


大・号・泣!(予想通り)



年長さんのクラスでは
15分以上もあるオペレッタが披露され

ステージ上には子どもたちだけ
先生たちの指示や誘導なしに
次々と物語が展開されていく様子に
(もちろんステージ裏ではフォローして下さっているのですが)

子どもたちの力ってすごいなぁと
これまたウルウルしどおしでした


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相変わらずの歓声(「キャー!」とか「イヤー♡」)を
耳にしながら


そういえばそうだったなぁ


しみじみ思い出していました



子どもたちが

初めて手を握り返したとき
初めてオナラをしたとき
初めて口に手を入れたとき
初めて座ったとき
初めて私ではない大人に抱っこされたとき

初めて〇〇だったとき


成果なんて何も求めてはいなくて
ただそこに居てくれるだけで

何とも言えない愛おしさの波が打ち寄せてきて
それを目にしているだけで涙が出て
そういう日々の積み重ねだったなぁ

確かにあったそれらのことを思い起こしていました
(もちろん大変だったこともいっぱいです、ええ)



大きくなるにつれて
いつしかそれらは遠く置き去りにされていて
懐かしがってばかりはいられないのだけど
(そして沢山のハードルが立ち並んでいるけれど、それはそれで仕方ない)

つかの間のタイムスリップができたような
懐かしくもあり不思議でもあり
とにかく感動の涙、涙のひとときでした


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「ねぇねぇ、ひろーいところでやったのは、れんしゅう?」


本番を終えて

色々がよくわかっていない次男も
まだまだ純粋です(ぷぷぷ)




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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