…どうせ
そう言いたくなったら
私の偏屈虫が騒ぎ始めます
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夫の仕事の話を聴いていました
私とは全く共通点のない仕事の話は
本当の意味では理解できていないのかもしれませんが
意味がわからな過ぎて面白くもあります
(基本的に人の話を聴くのはとても好きです)
ひと通りその話が終わって
私のどうでもいい話を始めたとき
夫はおもむろにスマホを操作しながら
カラ返事を始めました
心ここにあらずの様子が
まざまざと見て感じ取れたので
途中から全然つじつまの合わない話をしてみると
それに全く気づくことなく返事し続け
しまいにゃ
「こんなメールが来た」
こちらの話をさえぎって
自分のメール速報をブッ込んできました
……(もうよろし!)
虚しくなった私は
そのまま切り上げ
寝ちまいました
そしてひとりブツブツ
「どうせ」
出た!偏屈マン!
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布団の中で
悶々と考えていたのは
どうせ私の話は大した内容ではござんせんよ!
身を乗り出して聞くような話でもなかったけど
だけどあの態度はないんじゃない?
話が尻切れトンボになっていることさえも
きっと気づいていないんだろうなぁ
じゃあ、あの場で何かアクションを起こしたかったかというと
「手を止めて話を聞いてよ」
そう言いたいわけでもなくて
(きっとそれを言ってまで聞いて欲しいわけではない)
私は
私の感じていた「寂しい」とか「虚しい」とか
それを自分で受け止めるだけで良いかな
(「まぁ、いいか」と思えたのだから)
それで終わりでした
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翌朝
夫に伝えようと思っていた用事の内容をど忘れして
思い出そうと夫の顔を見ていたら
「昨日は…ゴニョゴニョ(謝罪らしき内容)」
急に謝ってきました
「はい?何のこと言ってる?」
昨晩
私の話を心ここにあらずで
適当にあしらったことについてでした
(やっぱりあしらっておったのか)
実は今まで
夫が私の話を適当に流してカラ返事をしていることなんてザラでした
だけど
こんな風にそれについて夫から話をしてきたのは初めてでした
嬉しかったというよりは
「あ、ちょっとまてよ」
ヒントをつかんだ気がしたのでした
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私が夫に話を振るとき
夫が私に話を振るとき
明らかにシチュエーションが異なります
私は
自分が動いていて
相手も動いていても
微妙に近づくタイミングでやり取りすることが多いです
(物理的に「動いている」ということではなくて、頭の中が騒がしい状態も含む←遊園地のコーヒーカップに例えるなら、お互いが動いていても至近距離を見計らって話をする)
夫は
自分が止まっていて
相手が自分の近くで止まっている状態で
より効率良くやり取りすることを好んでいる様子
(コーヒーカップ同士が至近距離で停止していることを確認してから話し始める)
※あくまでも私の感覚です
この違いがわかったのは
私の中では結構重要です
「話を聞いてない!」とか
「そんなに私の話がつまんないの?」とか
文句を言いたいけれど
言ってまで何とかするほどのことではない
だけどモヤモヤする
で済ませていたことを
「そうだったのかぁ」に導いていくヒントが
少し見えたような気がしました
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思い込み偏屈マンの口グセ
「どうせ!」もこの際
「どやさ!」にしてみようかなぁ
なんてニヤニヤしてみたりしています
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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