優しくなれなかったとき

- Category - 怒りん坊日記



大切な人にこそ
それができない瞬間があって

後悔がついて回ります

 
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実家の母とのやり取りの中で

相手は
そういう意図はなかったのかもしれませんが

私にとっては
ムッとさせられる言い回しがありました


言葉としては
決して乱暴ではないし

おそらくこちらに気を使っての
「〇〇はいいから」だったのだと思うのですが


拒絶されたような気持ちにもなり
寂しさがそれを巻き込んでいきました

 
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しかもそれは
以前にもやり取りしていた内容だったので


(また蒸し返してくるんかい)



そんな
面白くない感情も覆いかぶさってきました

文句を言ったわけではないけれど
自分の気持ちを伝えはしたけれど

時間が経って
自分が送った文面を読み返したとき


何て冷ややかで
そっけない文面なんだ



じわりじわりと
後悔が押し寄せてきました

 
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何度か読み返しながら
画面をスクロールしていくと

母が祖母と映っている
優しい笑顔の画像が見えたりして


そこから一気に泣けてきて
涙が止まりませんでした


反抗期の長かった私は
幾度となく

心無い言葉たちを
大切な人たちにぶつけてきて


きっとそれによって傷つけられ
思うところもあっただろうに

決して怒りをもって返さなかった
そんな周りの人たちの在り方に

実はどれだけ救われていたのかなと
めそめそしながら今頃噛みしめる次第です

 
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両親に限らず
人とのつながりにはいつか終わりがある


終わりがあるから
というわけではないけれど

限りがあるからこそ
そのときのつながりを大切にしたい


当たり前だと錯覚しがちで
当たり前じゃないと気づきにくいのだけれど

身近な人はもちろん
大切な人であればなおさら

言葉や気持ちのやり取りを
丁寧にしていきたいなと思います




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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