なぜ気づかなかったんだろう
というくらい
忘却の彼方にありました
家の中にいたら
地響きなのか地鳴りなのか
ズドーン ズドーン
鈍い音が
次から次へと聞こえてきました
その得体のしれない鈍音と
不定期に続く感じがなんとも不気味で
ほんの数分が
何時間にも感じられました
その正体は
何のことない「花火」だったのですが
この時期に花火なんて打ち上げられるわけない
そんな思い込みがあったからか
思いもよりませんでした
家の外では
そんな花火の音がズドンズドン聞こえて
家の中では
それをテレビ中継していました
なんのイベントなのかわかりませんでしたが
そういうイベントだったのだろうと思います
（なんのこっちゃ）
一度花火だと認識してしまうと
もう花火以外には聞こえなくなるのが不思議で
人間の感覚なんて
結構あいまいなのかもしれないなと思います
そして
秋空の花火は意外に乾いた音
それもそれで風情があってよいです
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子（やまもとちかこ）
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