自分は同じ所に居るつもりでも
気づくと少し違うところに
流れ着いていることがあります
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小学生の頃
家族で海に行きました
空気をめいっぱい入れて
パンパンに膨らんだボートに乗って
そのまま空を眺めて
しばらく横たわっていました
すると遠くから
母の声が聞こえて
遠くからでも
血相を変えている様子がわかって
はて?と思ったら
かなり沖の方に流されてしまっていました
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自分は何も動いていないつもりでも
気づくと随分周りの景色が変わっている
物理的ではなくても
そういうことって結構あります
それは時間の流れだったり
環境の変化だったりするのですが
それによって
見え方や捉え方がずいぶん違ってくるのだなぁと思ったことがありました
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良い悪いというよりは
それは自分の力では変えられないことだったりするので
それはそれとして
じゃあこれまでとは違う角度から
どうしていこうか
何ができそうか
一旦自分なりに抱え直して
次に向かいたい方向へ向かえばいいのだと思います
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当時の私は
小学生だったけれど
今よりはずいぶん身軽で
水泳部だったので泳げなくはなかったけれど
泳ぎの得意ではない父が
必死にボートまで助けに来てくれて
何だかその光景を思い出すたび
じんわり嬉しい気持ちが染み出てきます
あとから聞いたところによると
父の泳ぎに全く期待していなかった母は
近くに居たサーファーに助けを求めようとしていたとのこと
サーファーよりも父が先に辿り着いてくれて
それも良かったなぁと思い出してはちょっと笑ってしまいます
(という何十年も前の忘れられない思い出)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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