アップグレード

前からこれでやっているのだからいいの！

頭ごなしに言われて
ちょっとムカッとしたものの

私の中にも
そういう感覚があるなぁと思いました

　
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共同である資料を作っていて
その場に私は初めて参加したので
始めはフムフムと観察していました

詳細は書けませんがザックリいうと

①aの情報をもとにしてAという資料を作る
②bの情報をもとにしてBという資料を作る
③a+bの情報をもとにしてC(A+B)という資料を作る

ってな感じの内容で

①と②でそれぞれAとBが出ているので
③はすぐにできるなと思っていました

ところが
私以外の所では
また一からa+bをやっているように見えました
（結局求めるところは同じなのです）

そこで

「AとBは出てるので③(A+B)はすぐにできそうですね」

やんわり言ってみたのですが

「前からこれでやっているのだからいいの！」

ちょっと怒られてしまいました

　
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もしかしたら
その方の「べき」は

前からのやり方を変えるべきではない
毎回同じやり方でするべき

だったのかもしれません

「わかりました」

そのときの私には

効率よくやるべき

よりも

雰囲気をこわすべきではない
言われたやり方をまずはやってみるべき

の方が重要度が高かったので

一瞬感じた違和感は手放して
作業に集中できました

　
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私自身も
成功体験の裏には
自分の上手くいった方法が裏付けとしてあるので

こうするべき

みたいなものはあります（特に子どもたちに対して）

だけど

世の中は加速度的に便利になり
どんどんアップグレードされていて
当時はとてもよく感じた方法でも

今振り返ると
ずいぶんアナログチックに感じられることがあります
（もちろんその良さもあることは十分承知した上で）

自分が苦労した道のりを
便利なツールでひょいっとこなされると

手柄を横取りされたような気さえしますが
（あくまでも私の場合です）

そこにこだわるのではなく

「なるほどー、選択肢が広がったなぁ」

そう思えることで
ムダにイライラしなくて済むような気がします