脆くも崩れ去ってしまった
未だに後悔している
怒りのエピソードがあります
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あのとき
なぜあんなに怒ったのだろう
それが思い出せないくらい
原因がかすんでしまうくらい
強い怒りを
相手にぶつけてしまったことがありました
私は昔から
せっかちで短気だったのですが
その中でも特に
お金と時間の約束を破られることに対しては
(キーッ!何てこと!)
異様にイライラが大きくなりがちでした
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仕事で知り合った方がいらして
その日は約束が立て込んでいました
待ち合わせの時間になっても
相手はあらわれず
5分…10分…20分
うぬぬ…もう待てんわ!
しびれを切らし
電話を掛けたら
相手の方は
自宅に居ました
「すみませーん!今日でしたっけ?忘れてて…」
怒り心頭だった私には
相手の言葉に耳を傾ける余裕はありませんでした
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「わかりました!私はとても怒っているのでこれで失礼します!」
(ガチャン!)←電話を切る音
今から思うと
よくそんなことを言えたものだなと思いますが
当時は
(してやったり!)くらいにさえ思っていました
その一件をキッカケに
良好だった相手の方との関係は脆くも崩れ去り
ご縁もぷっつりと途絶え
二度とお会いすることはありませんでした
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それからしばらくして
当時のその方が
実はとても大変な状況であったこと
それを誰にも言わずに頑張っていたということを
人づてに聞きました
そのことももちろんあるけれど
それよりも何よりも
衝動的に怒りをぶつけて
乱暴な振る舞いをしてしまったことが
今でも鮮明に思い出せるほど
ずっと後悔として付きまとっています
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あの時に
相手の話を聞く余裕があったなら
たとえ許せなかったとしても
リクエストを伝えられていたなら
そう思うと
やっぱり私にとって
アンガーマネジメントは
意味があって必要なものだなと感じます
(怒りで後悔しないために)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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