もしかしたら
もしそうだったとしたら
そんなことを感じました
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家の近くに
歩行者専用の広い通りがあります
少し前に
車イスで後ろ向き走行している方がいて
ビックリしましたが
朝の早い時間帯で
人もほとんどいなかったので
あまり
気にはなりませんでした
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そして昨日の夜
同じ通りを
また車イスで逆走している方がいて
多分前回と同じ方のようでした
暗闇の中で
そろそろと後ろ向きの様子を見て
ビックリというよりは
なぜなんだろうかと思いました
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自分が「車いすは前向きで走行するべき」を持っていたとしたら
それが裏切られた状態に腹が立つかもしれません
後ろ向きは
決して安全な走行ではないということは大前提として
あり得ないとは思いますが
たとえば
もしかしたら
そういう仕様なのかもしれない
そんな思いが
ポワンと浮かんできたとしたら
もしそうだったとしたら
イライラすることすらないかもしれない
不謹慎だとは思いながら
そんな風に考えたりしました
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自分の中ではあり得ない状態
自分の常識からかけ離れている状態を目の当たりにしたとき
(ありえないでしょ!)
(絶対おかしいよ!)
そんな思いが
急浮上してくることもありますが
「もしかしたら」を一旦置けたとしたら
「そんなはずない」と自分が感じる非常識さに対して
必要以上に
過剰には反応せずにいられるかもしれないなと思いました
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後ろ向き走行の意図は
私にはわかりませんでしたが
無事にお家に帰られるといいな
そんな風にひそかに思いつつ家路に着きました
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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