（し、しまったぁぁ！）
悲しみを
イラ立ちがひょいっと
飛び越えてきてしまうことがあります
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たとえばそれは
大事な書類を完成間近にして
「保存ボタン」を押し忘れてしまったとき
桜吹雪くらいの紙くず一杯のゴミ袋に
穴が開いているのを知らずに引き上げてしまったとき
サクサクと消去ボタンを押していたら
大事なメモまで消してしまったとき
／
しまったぁぁあ！
＼
泣くに泣けない状態で
呆然としてしまいます
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まぎれもなく自分の仕業なので
どうしようもないのですが
かなしみが漂う上を
イラ立ちがひょいっと飛び越してきて
自分にムカムカしてきてしまいます
（なぁんでやっちゃったかなぁ！）
言ったところで
元には戻りません
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私の場合の
アンガーマネジメントの活かしどころは
まさにこういうときで
「やっちゃったあと」です
いつまでもそこに佇んで
ああすればよかったこうすればよかった
そもそもあそこがまずかったんじゃないの？
掘ればザクザクいくらでも出てきます
そして気づくと
足元に掘った穴に
スッポリと自分がハマり
怒り沼から抜け出せない感じです
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アンガーマネジメント的に考えると
じゃあ、次からはどうしようか
その状況を受け入れた上で、自分に今できることは何か
自分や周りの人にとって
長期的に健康的かどうか
常にそれを意識しながら
自分の選択やその先の行動を考えていきます
そう考えると
足元をほりほりしているよりも
次の場所へ向けて
歩み始める方がはるかに健康的です
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いつでもどこでも
そんな風に考えられるわけではないけれど
いつでもどこでも
頭の片隅に置けるかどうかで
ここぞというときに
自分の助けになってくれます
「しまったぁぁ！」は
都度保存しながら
再度資料作成をし
まき散らされた紙ごみを
かき集めて捨て
大事なメモは
内容を思い出しながら再作成
動けばどこかしらへ進む
始めればいつかは終わる
そんな風にして
毎回何とかなっています（とりあえず一件落着）
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子（やまもとちかこ）
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