（こんなにすぐに忘れちゃうんだな）
あっという間に忘れ去っていた
自分のことを思い出して
そんな風に感じました
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処方箋の発行のために
紹介された病院を訪れていたときのこと
あまりにも激込みだったため
診療時間を大幅に過ぎてもなかなか呼ばれず
発熱外来の方も大勢いらしたので
外で待つことにしました
イスは出して下さっていたものの
あまりの寒さにじっとしていられず
その場をウロウロ行ったり来たり
寒さを誤魔化していました
さらに時間が経過し
そとは真っ暗
そんな中
「あぁ、もう時間過ぎちゃったね」
入り口まで来て肩を落として帰って行く
保育園帰りの親子連れがいました
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（お仕事帰りなのかな）
（お迎えに行った後の時間ギリギリだよね）
そんな風に感じて
ハタと我に返りました
私にもそんな経験が
数えきれないほどあって
それはたった一年前のことなのに
思い出すのに時間が掛かるほど
すっかり忘れていたのでした
仕事帰りに保育園に寄って
息子と一緒に来た道を帰る
そのままなのだけど
毎日毎日雨の日も風の日も
息子がグズッた日も
自分が体調不良の日も
この送り迎えって
意外に大変でした
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だけどそれを一旦終えてしまうと
こんなにも遠い過去の記憶となってしまうのだなと
ちょっとおかしくちょっと寂しく
いっぱい懐かしく思い出したりしました
習慣づいているものに取り組んでいるとき
何も考えなくても自分の生活の一部に組み込まれています
だけど一旦それが習慣でなくなると
こんな感じになるのかと新たな発見でもありました
私とっては
アンガーマネジメントが習慣でなくなることは
きっとなさそうだけど
そのおかげでこれまでよりも楽に生きられているので
習慣というよりは手放せないものだなと感じています
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子（やまもとちかこ）
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