足がもつれるように
指がもつれてヘロヘロ
だけど
「夢がかなった日」でした
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私は大学を卒業してから15年余り
ピアノの講師をしていたのですが
結婚して子どもが生まれたとき
(いつか子どもと同じステージに立ちたいなぁ)
ぼんやりとそんな夢を描いていました
そこからこちらの思惑通り
ピアノを習わせることになるのですが
そのことが
自分の怒りをさらに強固なものにしていきます
(恐ろしい物語のはじまり)
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練習をしない娘に怒り
思い通りに受け答えできない娘に怒り
それは
娘ができていないからという次元をはるかに超えて
「私が恥をかかないため」
講師の娘が練習していないなんてあり得ない
言われた課題をこなしていないなんてあり得ない
娘の評価=自分の評価だと
信じて疑わなかったのです
どうしてあんなに怒っていたのか
ハッキリと思い出せないくらい
ぼんやりとしか覚えていないくらい
怒りに振り回されていました
(多分娘は色々覚えていそう)
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そんな生活が続くかと思いきや
夫の転勤により生活が大きく変わり
私もピアノ講師は細々と
娘もピアノはやめることになりました
(夢は叶いそうにないけど仕方ないか)
これまでの生活と共に
そんな思いも手放した気になっていたのですが
中学に上がった娘は
吹奏楽を始め
そこから引っ越しを経ても
ずっと続けることになります
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そして高校生になって
「コンクール出るから伴奏してくれる?」
そんなこんなで
同じステージに立つ夢があっさり叶いました
指がもつれながら練習して
練習室を借りて週末練習をして
そこそこの練習だったので
そこそこの結果でしたが
思ってもないタイミングでそんな機会に恵まれて
私にとっては夢のような一日でした
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思わぬ形で
思わぬチャンスが巡ってくることがあります
そのときに
素直に喜んだり感謝したりできるようなフラットな状態と
どのタイミングで巡ってきてもある程度の準備ができているように
スキル面はもちろんですが
精神的にも健康でいたいなと思います
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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