「今どきの若いもんは…」
これって
言っている人は変わっていくけれど
ずっとそこらへんにあるセリフだなと思います
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私が子どもの頃もそう言われたけど
自分が大人になる途中に
そう言われているのを聞いたり
自分が大人になってからそう言いたくなったり
ずっと漂っている言葉のような気がします
自分が子どもの頃は
ずっと年配の人たちが
口を揃えて言っているのを聞いて
(なんか怒ってんのかな)
くらいにしか思わなかったけれど
自分が大人になって
そんなことを心に抱いたり
つい言いたくなってしまうときには
ちょっとした寂しさがあったりします
(あくまでも私の場合)
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私の場合に限って言えば
若者のアグレッシブさやクールさ
色んな可能性を秘めた選択肢の多さに羨ましさを感じたり
新しくて便利なものが色々出てきたのは良いけれど
それを使いこなせなくてついていけないもどかしさや
頭は元気でも身体が付いていかない自分に
幻滅したりトホホと感じたり
それらが一緒くたになっての「ちょっとした寂しい」感じです
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ついこの間の話
我が家には家電話がないので
それぞれ携帯電話を使っているのですが
「電話」とは名ばかりで
ほとんどLINEでのやり取りです
この間
部活の先輩から娘に電話が掛かってきて
「あ、お疲れさまです」
「そうして頂けると助かります」
「ありがとうございました、失礼します」
そんな風に話しているのを
(多分)初めて耳にしました
私が高校性の頃は
そんな言葉遣いはあまり聞かなかったような気がして
(私の独断と偏見による)
(へぇぇ!大人みたい)
妙に感心してしまったのですが
「今どきの高校生はみんなこんな感じだよ」
本人がそう言ってたので
少なくとも娘の周りはそういう感じなのだと思います
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「今どきの若いもんは…」
という言葉が投げかけられるとき
あまり良いことには使われないことがほとんどですが
若い者は若いものなりに
今ある環境の中でそれなりに頑張ってるんだろうな
選択肢が多いゆえに苦労することもあるだろうし
便利なものが溢れているけれど求められることも多くて
いつの時代の若者も
きっとそれなりに一生懸命頑張っていて
そこをとっくに通り過ぎてしまった大人は
つい自分の時代と比べてはそう言いたくなるのかもしれない
ふと
そんなことを感じました
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子どもたちが
「今どきの若いもんは…」を感じ始める頃
世の中はもっと色々変わっているのかもしれませんが
今の私は
「今どきの」よりは
「今どきはこんな感じなのか」と驚くことが多いです
(何だか浦島太郎状態)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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