言えないけど

- Category - 怒りん坊日記



何て言ったらいいかわからないけど


(あぁ、その感覚!)



自分の中に体感としてあると
さっと引き出しから探せる気がします


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前を女子高生が歩いていて

まるで靴にバネが付いているように
何とも軽やかな足どりでした
(腰痛持ちの私とは大違い)


そして
弾むような足どりに合わせるように
ポニーテールが左右に揺れていました

その若さが眩しくて

(ほぅ…♪)

思わずため息が出てしまったのですが


あの束ねた髪が左右に揺れて
ちょっと重心が後ろに意識を持っていかれるような感覚


(何かわかる!)

遠い昔
確かに味わったことのある感覚でした
(そんな頃、私にもあったのです)


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話はガラリと変わって

私は手と足の爪が
1回ずつ取れてしまったことがあるのですが
(うんと小さいときと大人になってから)

今にもどこかへ行ってしまいそうだけど
かろうじて端っこがくっついてくれている爪の下に

頼りない新しい爪が居るのにホッとして
もうくっつかない爪を上からそっと抑えてたりして


どうしようもないのだけど
とりあえずそっと包むと安心するような感覚と
新しい爪が伸びるまでの心細さ


(何かわかる!)

大人になって足の爪が取れてしまったときも
やはり同じように安心や心細さを感じたのでした


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きっと
ポニーテールや爪が取れちゃった経験をしたことのない夫には

理解しにくい
説明しにくい感覚です


同じ経験があれば
それに近いような

(あぁ、あれね)

というのはあるかもしれませんが

それでさえも
全く同じではなくて

そう考えると
相手の気持ちをくまなく理解したり把握するのは難しいです


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(あぁ、わかる!)


そんな感覚があったとしても
それは自分の中にある自分に覚えのある「わかる」であって

相手の中にある感覚とは
きっと別物なのだろうなと思います


上手く言葉にできないけれど
「ハッキリとわかる」感覚があるのって

不思議だなと思いました
(自分に対してしか活用できないけれど)




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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