9月1日
新学期の朝
みんな同じように迎えると思っていたけれど
それぞれ馬力が違ったようです
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楽しかった夏休みも今日で終わり
明日からは新学期だね
子どもたちは
口々にそう言っていていましたが
・久し振りにクラスのお友だちに会えるのが楽しみ
・新学期から給食も部活もあるのかぁとため息
・夏休みは短すぎると憤慨しつつ現実逃避気味
・そんな余裕はなく課題が終わらない
それぞれの思うところがありつつ
翌朝を迎えました
うだうだと起き
ぐだぐだと朝食を取り
だらだらと身支度をし
出発時間が近づくにつれて
少しずつエンジンが掛かってきている雰囲気はありました
が
ギリギリになって
「お腹痛い」と娘が言い出しました
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（は？ギリギリになって今頃何言ってんの！？）
とは思いませんでした
私「あ、そうなの？で、どうするの？」
娘「学校やすむ」
（は？本当にお腹痛いの？そんなに行きたくないの？！）
とは思いませんでした
私「そう？じゃあ、私何すればいい？」
娘「学校に電話して」
私「わかった、今日はゆっくりできたらいいね」
（この忙しいときに！時間ないんじゃ！）
とは思いませんでした
朝の支度をしながら
休みの前の感じを期待している自分と
そうでなくても受け止めようと覚悟している自分が
寄せては返す波のように
行ったり来たりしていました
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「とは思わなかった」というのは
私にとっては大きな進歩だと思います
「とは思ったけど口にしなかった」
ということでもなく
どういう事情でそう言っているのか
私自身は何を求められているのか
そこにフォーカスして話を聞くことで
怒りの感情をムダに引き入れずに済みました
きっと娘は
ちょっと馬力が足りなかったのかもな
あと1日必要だったのかもな
そんな風に感じられる余裕が
この私にも持てる日が来るとは！
とても不思議な感覚でした
アンガーマネジメントは心理トレーニングなので
すぐに効果が出るわけではありませんが
何年も継続して取り組んでいると
ふとした時に思いがけず効果を実感できます
今日はそんな9月1日でした
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子（やまもとちかこ）
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