待ち時間は変わらないのに
ついついソワソワしてしまいます
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家の近くの横断歩道は
いくつか押しボタン式の場所があるのですが
小学生の頃のことを
思い出します
あの丸いボタンを押すと
「しばらくおまちください」
のランプが光って
車両用の信号がゆっくり黄色から赤に変わって
ようやく歩行者用の信号が青になるのですが
車両用の信号が赤になるまで
一度押したはずのボタンを
カチカチと連射推ししていました
（私はもちろん他の友だちも）
それをしたからといって何がどうなるわけではないのですが
とにかくカチカチと押していたことを思い出しました
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当時は面白がってやっていた自覚があったので
（良い子のみんなはマネしないでね）
それはそれとして
ただの思い出なのですが
大人になってからの待ち時間というのは
割とイライラをまとっていることが多いです
たとえばエレベーター
たとえば電車やバスの乗車
たとえばパソコン画面
いつかは乗れる
そのうち来る
もう少しで切り替わる
だけど
自分自身に余裕がないときには
それがとてつもなく長い時間に感じられて
まるで押しボタンをカチカチするように
そこで自分のイライラを反応させてしまっている気がします
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まだかまだかと
エレベーターの表示とにらめっこしたり
バスがやってくる曲がり角を何度も眺めてみたり
マウスを無意味にカチカチとしてみたり
そのことで自身のイライラを募らせるのであれば
違う行動をしてみるのもひとつの方法だと思います
同じ待ち時間であっても
どう過ごすかによって
1日のスタートの切り方が
大きく違ってくるような気がするのです
（私の場合は、です）
お気に入りのアメちゃんを一粒口に入れて
鏡の前で一旦立ち止まって口角を上げてからマスクをして
誰も居なくても「行ってきます」と声を出してから家を出る
カタチから入るのも悪くないなと感じて続けている
ここ最近の出勤時のルーティンです
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子（やまもとちかこ）
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