小さな背中に
そっと添えられた手を見て
「いつも」という言葉に添えられたのと
同じ優しさを感じました
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長い上りエスカレーターに乗っていた時のこと
反対側には
長い下りエスカレーターがあって
小さなお子さんを連れた
おばあちゃまとすれ違う形になりました
片方の手は
お孫さんとつないでいたのですが
もう片方の手が
小さな背中にそっと添えられていたのを見て
自分でも
どういう感情なのかよくわからないけれど
何だかじわわぁんとして
しばらくそんな心持ちでした
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（これってどういう感情なんだろう）
自分でもよくわからない
不思議さをしばらく抱えていたのですが
その帰り道
よくお会いするご近所の方と出くわしました
ちょうどお店のドアを挟んでのタイミングだったので
ドアを手で押さえていたら
「いつもありがとうね」
と声を掛けて下さって
その瞬間
（あ、これかもしれない）
と感じました
よくお会いするこの方とは
前回も同じようなシチュエーションがあって
そのことを覚えていてか
何気なくそういう言葉を掛けて下さったのですが
上記と同じような
じわわぁんを感じたのでした
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些細なひとことであっても
添えられることで
ものすごく温かみを感じたり
もしかしたら
それは言葉に限らず
表情だったり
雰囲気であったりするかもしれませんが
自分が今まさに感じているような
優しさをまとった言葉や振る舞いを
自然にできるといいなと思いました
特に家族に対しては
ちょっとしたトゲのある言い方や
意地悪めかした態度は簡単にできるのに（！）
そういう優しさは忘れがちだなと
反省もしています
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子（やまもとちかこ）
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