閉じていく瞬間

- Category - 怒りん坊日記



(あ、しまった)


気づいたときには
もう手遅れでした

 
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受験生の娘は

連休の間にやることとして
課題を決めていたようでしたが

フタを開けると
全くといっていいほど片付いていませんでした


思う存分夜更かしをして
思う存分二度寝をして

起きるとスマホに向かい
気が向いたら本を読む

そんな毎日の繰り返しだったので
それはそうだと思います


だけどそれでいいのかというと
そういうわけでもなさそうで

こちらとしては何かできることはないかと
黙ってはいられませんでした

 
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これまでできていなかったことは
掘り起こしても仕方がないので

今からやろうとしていること
それをするために必要なこと

ひとつずつ確認していきながら
物言わぬ娘に声を掛けていたのですが

まるで花がしぼんでいくように
心を閉ざしていく様子がありありと見えました


(あ、しまった)

ついつい
自分の基準で話をしていたのだなと
気づかされた瞬間でした

 
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結局
そこに取り組むのは娘
行動を起こすのは娘であって

私があれこれ舵を取るのは
余計なお世話でした


今どういう気持ちを抱えているのか
いまどうしたいと思っているのか

それを急かすような声掛けになっていたし
娘の気持ちには寄り添っていなかったなと
反省したのでした


娘に今どうして欲しいかではなく
娘にこの先どうあって欲しいか

それをしっかり見据えてから
あとでLINEで伝えました


わかっているようでわかっていない
できているようでできていない

大切な人だからこその距離感は
まだまだ難しいなと感じています




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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