(ズルイ!)
姉弟ゲンカの中には
それらが漂っていることが多いです
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たとえば
お手伝いの順番が滞ったとき
こちらから見ていると
「代わってもらえばいいのでは」
そんな風に感じるのですが
何だか上手くいかないようで
「あのとき自分は代わってあげたのに!」
と腹を立てて文句を言っていたりします
他には
帰宅時にインターホンを鳴らした際の開錠
こちらから見ていると
「鍵を持っているのだから自分で開ければいいのでは」
そんな風に感じるのですが
これまた上手くいかないようで
「あのとき自分は開けてあげたのに!」
と腹を立てて文句を言っていたりします
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これらはどちらにも
こちらは〇〇してあげたのに!
自分ばっかり〇〇するなんて!
「ズルイ!」
が漂っているなと思ったのですが
自分に置き換えてみると
そこには同時に
「寂しい」も
あるのではないかなと感じていて
それは身近な存在だからこそ
膨らみがちな感情のような気がします
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というのは
「ズルイ」というのは
(私の場合ですが)
自分は〇〇してあげたのに返してもらえない
自分ばかり〇〇しているのは不公平である
何らかの見返りを求めているからこそ
それが叶わないことに怒りを感じて
文句を言いたくなってしまいます
その根っこには
「寂しい」とか「虚しい」とか
「やるせない」とか「悲しい」
などがあります
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期待が甘えがあるからこそ
身近な存在には怒りが大きくなりやすい
ということは「怒りの性質」としてありますが
それはそれとして
怒りそのものがダメだということではなく
上手な怒り方(伝え方など)が大切です
「ズルイ!」と不満を訴えながら
どのようにやり取りしていくのかな
子どもたちの会話を耳にしながら
色んなことを考えさせられます
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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