グズる息子と焦る自分
時間は刻一刻と迫っていました
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月曜日のこと
登園の準備をしていたはずの次男が
珍しくグズっていました
「どうしたの?」
声をかけてもメソメソしているだけで
具合が悪いのかと聞いても違うというし
熱を測ってみてもいたって平熱
あと5分で出発というところまで
時間は迫っていました
じっくり話を聞いてやりたいとは思いつつ
自分の時間もあるので焦りもありました
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話したくなければ話さなくてもいいし
話したいのなら聞くよ
そう言うと
「おはなしする…(グスッ)」
じゃあ、どうぞ
「……(ぐすん)」
またそこで止まってしまいました
ここでお話ししてもいいし
となりの部屋に行ってもいいよ
そう聞くと
「となりのへやにいく…(グスッ)」
となりの部屋で2人きりになりました
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本当はゆっくり聞いてあげられるといいんだけど
もう出発の時間まで3分しかないから
せめてそれまでに言ってくれるのなら大丈夫
内心はしびれを切らしていたのですが
そう伝えました
すると
「きょうはおやすみしたい」
やっとそこで声を聞けました
(ははーん、そうだったのか)
実はその日は
長男が振替休日だったため
休みたくなったのだと思います
長男が快く引き受けてくれたので
そのあと急いで園に電話をし
私は急いで職場に向かいました
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言いたいことがあるなら言いなよ!
言わないんならさっさと行くよ!
何言ってんの!学校はお休みだけど
保育園はお休みじゃないんだから!
数年前の自分なら
間違いなくそう言っている自信があるのですが(!)
そんな風に口走らなくてよかったなぁと
心から思いました
自分の中でもぐるぐるしていて
上手く言葉にならない
拒絶されたらどうしよう
怖くて言い出せない
多分次男なりに
色んな思いが渦巻いていたのだと思います
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いきなり頂上を目指さないで
段階を追って話をしていくということ
段階に応じた言葉がけをしていくということ
段階によってできる対応をしていくということ
何でもかんでも
すべては叶えてやれなかったとしても
こちらの「せめて〇〇なら」を伝えることで
多少なりとも歩み寄りやすり合わせができます
言葉で具体的に伝えることの大切さに
あらためて気づかされた時間でした
(遅刻せずに済んでホッ)
「やったぁー!まいくらやろうぜー」
……無事にリクエストが叶った次男は
なにげに5連休です(羨)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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