本当は嬉しかったのになぁ
相手の心遣いを素直に受け取れなかった
自分のことを振り返っていました
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長女が生まれたとき
両家にとっても初孫で
私の姉弟にとっても
初の姪っ子であったということもあり
これ以上ないというくらいの
愛情を注いでもらっていたことを
鮮明に覚えています
中でも子どもが好きで
当時近くに住んでいた妹は
時間さえあれば
食事や着替え
オムツ換えから入浴と
本当によく娘の面倒を見てくれました
(それをいいことに実家でくつろぐ私)
さらに
お給料が入ると
私なら勿体なくて
二の足を踏んでしまうような値段の子供服を
次々と買ってきてくれました
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今思えば
(本当にありがたかったなぁ)
(まるで自分の子どものように接してくれて嬉しかったなぁ)
ただただ感謝しか溢れてこないのですが
当時の私といったら
「またそんなに買ってきて」
「自分のお給料なんだから自分のために使いなよ」
などと
可愛げのないことばかり言っていたのです
あれから何年も経つ中で
妹にも子どもが生まれ
私も叔母に叔母になれたわけですが
甥っ子に何かしたいというときに
見返りを求めたり有り難がって欲しいと思ったことは
一度もありません
ただ自分がそうしたかっただけであって
むしろ迷惑ではなかろうかと思うくらいなのですが
いずれにしても
自己満足の世界ではあります
もしそれに対して
「またそんなに買って」
「自分のお金は自分の子どものために使いなよ」
と言われたとしたら
悲しいというよりは
寂しいなと感じたのでした
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とにもかくにも
物心ついた頃から
これ以上ないくらいの愛情を注いでくれた妹のことを
我が子たちは大好きで
そんな光景を見ているのが
私にとっては幸せな瞬間でもあります
同じように私も
しばらく会えていない甥っ子のことを考えると
まるで我が子のように思えて
心がジーンと温かくなります
(お年頃ゆえに妙にそっけない態度さえも愛くるしい)
離れていても心が通い合えることを幸せに感じるし
今なら素直に受け取れるような気がします
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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