徹してもらう

- Category - 怒りん坊日記



「聞いてほしいだけだから」
と言いつつ 

実は心の奥底では
そうでないこともあります 


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猛烈に腹が立ったことがあって 

「ちょっと聞いてよ!」 

夫にそんな風に切り出して 
聞いてもらっていたのだけど 


「…ほぅ」

ごくシンプルな相づちに対して 
物足りなさを感じた自分がいました 


そこには 

(このエピソードにはきっと共感してくれるはず)
(私がこんなに腹を立てているのだから) 

そんな思いがあったから 
心なしかガッカリしてしまったのかもしれません  


そこに対して実際には
何か行動を起こしたわけではなく
それはそれで終わったことなのですが
(正確には「何もしない」という行動を選んだ)

夫に話を聞いてもらいつつ
自分の中に燻っていたものを眺めてみたとき 

そんな風に感じたのと同時に

相手の反応やリアクションを過剰に期待して 
ガッカリしたりモヤモヤするのは 

ムダなイライラを増幅させてしまうだけなので 
私の中ではあまりよろしくないなと思ったのでした 


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夫に対しての場合は 

夫が「ウソのつけない人」であるだけに
変に共感してもらおうとするのは難しいので 


ただ聞いて欲しいだけのときは 
「今から手短に◯◯な話をするからとりあえず返事してくれる?」 

共感めいた相づちが欲しいだけのときは 
「今から5分くらい◯◯な話をするから『さよか』か『せやな』とだけ返事してくれる?」

それが攻略法(?)です 


ちなみに夫は
 
何の話が始まるのかわからない 
この話がいつ終わるのかわからない 
それを聞いてどうして欲しいのかわからない 

ということにストレスを感じやすいので(たぶん) 
はじめに具体的にリクエストを伝えたりしておくのが大切です 


自分自身は
そんな前置きがなくても全然へっちゃらなだけに 
この辺りに気づくのにもずいぶん時間がかかりました


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自分にとって必要であれば
「◯◯役に徹してもらう」ための
リクエストをより具体的に伝える必要があるのだなぁと思いつつ 

自分とは違う感じ方や
捉え方やクセのようなものを日々観察していたりもします
(いまだに掴みどころのない人←たぶんお互いさま)




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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