昔の自分にも
同じような場面があって
そのときに感じた
大きな違和感を思い出しました
***********************
テレビのドキュメンタリー番組を
観ていたときのこと
試合に負けて
涙する子どもたちに
「泣くんじゃない!前を向け」
監督が言っていた言葉が
妙に印象に残りました
その番組を観終わってからもしばらく
そのセリフが頭から離れなかったのですが
昔々
自分が味わった大きな違和感が
次第に鮮明に蘇ってきました
***********************
あれは私が中学生の頃
引退前の最後の試合で
惜しくも負けてしまい
帰宅してからも
しばらくメソメソしていました
心配した父親が
試合には勝ち負けがあるということ
勝った人の数だけ負けた人がいるということ
この先にもそういうことは沢山あるということ
多分そんなようなことを
色んな言い回しをしながら
繰り返し話していたような記憶があるのですが
その時の私の心の中は
それはわかっている
だけどそういうことじゃない
今は
この悔しさに浸らせておいて欲しいのに
自分の感じている悔しい思いを
早く忘れなさいと急かされているような気もしたし
負けたことを自分なりに受け止めようとしている気持ちを
無いものにされてしまうような虚しさも感じて
子どもながらに
大きな違和感を募らせていたのでした
***********************
物事を理解したり
受け止めるときには
自分なりのタイミングや
それにかかる時間があって
たとえネガティブな感情であっても
それを自分なりに消化することで
次に進むことができます
子どもが小さい頃
転んで泣いているのに
「大丈夫、痛くない」
一目散にそんな声掛けをしていたなぁと
今さらですが反省しています
「そうだね、○○だったね」
自分がそうして欲しかったように
本人が消化不良にならないような
寄り添い方をしていきたいと思います
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
人気ブログランキング