そんなわけないでしょ
自信を持って
そう思ってしまうのは
自分が「そんなわけない」からです
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「なんでもない」
子どもが泣いているときや
元気がないとき
こちららから声を掛けると
そんな風に返ってくることがあります
以前はその
「なんでもない」を
放っておくことができませんでした
何でもないのに泣くわけがない
何としてでもその理由を確かめなければ
毎回躍起になってしまっていたのは
子どものためではなく
自分の不安を取り払いたいからでした
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子どもたちにしてみれば
実はそれは
(そっとしておいて)
のサインだったのだろうなと思うのですが
大人だってそういうことはあります
聞いて欲しければ話すけれど
誰にも話したくないときだってあるし
ひとりの時間を過ごすことで
いつもの自分を取り戻せることだってある
そこに
「どうしてどうして」
と土足で踏み込むようなことをしていたのだなと
反省したのでした
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思い通りに物事が運ばないとき
自分の気持ちと折り合いをつけるにはどうすればいいか
誰かに聞いてもらう方がいいとき
自分で考えて整理したいとき
人によってだけでなく
その時々によっても違うのだろうと思いますが
いずれにしても
自分の気持ちにとことん寄り添って
最後まで付き合えるのは自分でしかありません
今は「なんでもない」だけど
「今はこういう状態だからそうっとしておいて」
もし言葉で相手に伝えられたとしたら
お互いにもっと気持ちの良い空間を
共有できるような気がします
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……ついつい子どものことを挙げてしまいましたが
実は私自身も
「何でもない(本当は”何でもある”のだけど)」
を言ってしまうことがあるので
そういうシチュエーションになったときは
気をつけてみようと思います
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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