ホラーと犯人探し

- Category - 怒りん坊日記



そんなわけない


誰もがみんなわかっているのに
憎たらしいセリフを言ってしまうことがあります


***********************

「誰の仕業だい?!」


ワケのわからない
ネバネバした物体が

シンクのコップの底に張り付いていて
おったまげました



使ったらコップを洗う

それが叶っていれば
100点満点なのですが


使ったコップはシンクに運んでおく

そこまでやってくれていれば
私の中では「まぁいいか」です



ところが

そのネバネバは
もうすでにネバネバではなく

強固な物体として
コップとシンクのところどころに張り付いていて

私の指先をあっという間に
ギャフンと言わせてくれたものだから


「誰の仕業だい?!」


そう言ってしまったのでした


***********************

「知らない」
「違うし」
「コップなんて使ってない」




この中のどれかには
偽りが成分として含まれていると思うのですが

口々にそういうものだから
イラッとしてしまいました


「へぇー!勝手にネバネバくんが来たんだねー」



我ながら
何て憎たらしいこと言ってんだと思いつつ

(そんな訳ないじゃん)

静かにツッコんでいました


***********************

「このマンガ出しっぱなしにしたの誰?」

からの

「へぇー!マンガが勝手に歩いてきたんだねー」



「このゴミを捨ててないの誰?」

からの

「へぇー!ゴミ箱から舞い戻ってきたんだねー」



ついそんな
憎まれ口を叩いてしまうことがあるのですが

犯人探しをしても
何の解決にもならないのです
(我が家の「憎まれ口案件」については)


***********************

私自身は
犯人が誰でも良かったのです
(家族の誰かであることはわかっている)

時間は戻せないし
過去を責めても変えられないことはわかっていて

せめて思い巡らせて欲しかったというのはあるけれど
それ自体を責めたいのではなくて


自分の面倒くささをわかって欲しいという
わがままがほんの少しと

次から気をつけて欲しいという
大部分のリクエストがありました



もしそれが「怒る必要のあること」であれば

「次からは〇〇してね」

怒りで後悔することなく
そこに対して
自分にできることがあるはずです




もうすぐ新学期

リビングでの
ちょっとしたホラー現象も
激減すると思われます




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

トップに戻る


人気ブログランキング