そんなわけない
誰もがみんなわかっているのに
憎たらしいセリフを言ってしまうことがあります
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「誰の仕業だい?!」
ワケのわからない
ネバネバした物体が
シンクのコップの底に張り付いていて
おったまげました
使ったらコップを洗う
それが叶っていれば
100点満点なのですが
使ったコップはシンクに運んでおく
そこまでやってくれていれば
私の中では「まぁいいか」です
ところが
そのネバネバは
もうすでにネバネバではなく
強固な物体として
コップとシンクのところどころに張り付いていて
私の指先をあっという間に
ギャフンと言わせてくれたものだから
「誰の仕業だい?!」
そう言ってしまったのでした
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「知らない」
「違うし」
「コップなんて使ってない」
↑
この中のどれかには
偽りが成分として含まれていると思うのですが
口々にそういうものだから
イラッとしてしまいました
「へぇー!勝手にネバネバくんが来たんだねー」
我ながら
何て憎たらしいこと言ってんだと思いつつ
(そんな訳ないじゃん)
静かにツッコんでいました
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「このマンガ出しっぱなしにしたの誰?」
からの
「へぇー!マンガが勝手に歩いてきたんだねー」
「このゴミを捨ててないの誰?」
からの
「へぇー!ゴミ箱から舞い戻ってきたんだねー」
ついそんな
憎まれ口を叩いてしまうことがあるのですが
犯人探しをしても
何の解決にもならないのです
(我が家の「憎まれ口案件」については)
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私自身は
犯人が誰でも良かったのです
(家族の誰かであることはわかっている)
時間は戻せないし
過去を責めても変えられないことはわかっていて
せめて思い巡らせて欲しかったというのはあるけれど
それ自体を責めたいのではなくて
自分の面倒くささをわかって欲しいという
わがままがほんの少しと
次から気をつけて欲しいという
大部分のリクエストがありました
もしそれが「怒る必要のあること」であれば
「次からは〇〇してね」
怒りで後悔することなく
そこに対して
自分にできることがあるはずです
もうすぐ新学期
リビングでの
ちょっとしたホラー現象も
激減すると思われます
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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