そんなこと必要ないよ
でも
そう思う気持ちも
分からなくはないなと思いました
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そろそろ来るかな
そんな「そろそろ」が
訪れる年齢になりました
母は
祖母と同じ手をしています
指は細いのだけど
関節が膨らんでいて
少し変形もしています
女性に多い
関節の変形の症状らしく
原因不明ではあるものの
遺伝性のものだそうです
(自分調べ)
母がちょうど
今の私くらいの年齢の頃
指の関節が痛いと
しきりに言っていました
「おばあちゃんも同じなんよね」
「どうやら遺伝らしいんよね」
そんなことを言っていたのを
おぼろげながらに覚えていたし
いざ自分がその年齢に差し掛かったとき
指の痛みを感じて
(あ、きたかも、これだな)
すぐにピンときました
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自分なりに調べたところ
痛みがなくなった頃には
関節に若干の変形が見られるらしく
早めに受診することで
治る場合もあるとのことでした
(個人差はあり)
早速病院を調べたところ
ちょうどお盆休み期間中で
しばらくはどこも休診でした
とはいえ
色んな所で指は使うので
ちょっと気になっていたのと
ちょうど実家の母と
電話で話す用事があったので
ついでに
指のことを聞いてみました
母の指は第1関節が腫れている感じで
見た目には痛そうですが
すでに痛みがなくなって
何十年も経っているそうです
(祖母の指とよく似ています)
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話の流れで
私の場合は
第1関節ではなくて第2関節に違和感があるということ
今はなるべく負荷を掛けないように気をつけていること
休み明けに受診しようと思っていること
を話したら
母はとても落ち込み始めました
「そういえば〇〇(私の妹)も指がどうとか言いよった」
「そんな手になってしもてごめんね」
さらに謝り始めたのですが
私はイラ立ちとはまた違った
言い知れぬ違和感を感じていました
(いやいや、そんな「ごめんね」はいらんのよ)
(そんな「責め」はいらんのよ)
強く言いたくなってしまったのですが
何だかその強さのまま言ってしまうのは
母を余計に責めてしまうような気がして
そこは言えずにいました
母が謝ることで
どんどん遡って
色んな人を責め続けてしまうような気がして
寂しさが急に吹き込んできたのでした
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別の話題に持って行っても
母の頭から
指のことがなかなか離れなかったらしく
いつのまにかまたその話題を手繰り寄せて
再び謝りだすものだから
何だかたまらなくなってしまいました
母「大事な指なのに不自由かけてしもて……」
私「おばあちゃんもお揃いやし『働き者の指』ってことでいいやん」
やっとそこで
母「そうよね、そういうことにしたんでええよね」
と落ち着きました
今は痛みが少しあるので気にはなりますが
週明けには病院に行くつもりだし
歳を取るにつれて
身体のあちこちに経年劣化の症状が出るのは
ある程度仕方がないことだと思っているので
そこと上手に付き合っていきたいと思っています
(最終的には「働き者の手」になる予定です)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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