ちょっと今日、休みたい
来ましたか!
新学期のあるある案件です
(想定内)
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新学期が始まってまだ3日目なのに
「ちょっと気持ち悪いから、今日は休みたい」
長男がそう言いだしました(小4)
「そうなんだねー」
口ではそう言いながらも
長男の言葉を聞いた瞬間、私の中にいろんな思いが駆け巡りました
今日はテストで早帰りだし、頑張って行ったらいいのに
新学期早々、ひ弱なこと言ってんじゃねぇ
仕事を休むとなると迷惑を掛けてしまうなぁ
残念ながら「長男が心配」はすぐには出てきませんでした
(そんな非情な自分自身にもガッカリ)
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今までも同じようなことがありましたが
その度に自分なりに考えて対応してきたつもりでした
例えば…
~其の壱~
「熱はないんでしょ?だったら行けるよ、行っちまいな!」
と無理やり家を追い出す(アンガーママ全盛期)
→ギャン泣きしようがお構いなし、長男の心は折れるが気にしない
~其の弐~
「そんなに休みたきゃ、休んじゃいな、だけどね…宿題がわかんなくても教えてもらえないし、勉強も遅れちゃうんだよぉ!」(まだまだアンガーモリモリママ)
→脅し文句を振りかざし、「行く」という選択肢以外は与えない
~其の参~
「そっかそっか、休みたいよねぇ…でも私はそうされると今日はとぉっても困るんだよぉ~…行ってくれたらお買い物に連れて行ってあげるよぉ」(ゴリ押しママ)
→泣き落とし&恨めしや作戦炸裂によって子ども心を利用
~其の肆~
「そっか、休みたいんだね、わかった」(割と最近の様子)
→一見爽やかに受け入れたかと思いつつ、何だかモヤモヤすることもあり
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今回もこれまでの経験から、新しい環境への緊張とストレスで心身に不調を感じているんだろうなぁと思ったので、少し話をしました
・今日は時間に余裕があるからもう少し休んで様子を見て、それからどうするか決めよう
・もし行くとしたら、今日は短縮授業で〇時帰りだから いつもよりは少し楽かもしれないね
・もし休むとしたら、私はどうしても休めない仕事があるから △時まではひとりで待っててね
・私から言うことはそれだけだけど、何か言いたいことはある?
・どちらにするかは自分で決めて構わないよ
長男は しばらく考えた後
「今日は、行ってみようかな」
そう言って登校し、先ほど元気に帰ってきました
↑大体このパターンなのですが(まぁいっか)
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これまで、一見爽やかに全面的に長男のリクエストを受け入れつつも、実際にはそれによって生じるしわ寄せだったりやり繰りがあるわけなのですが、そのしんどさやモヤモヤを自分の「べき」によって無理やりねじ伏せようとしている感がありました
結果、誰かを責めているわけではないけれど 恩着せがましさをぽろっと口にしたり 忙しさや大変さをアピールをする自分がいたりします
なぜか今日はいつもと違ったスッキリ感がありました
ゴリ押しでもなく、脅しや泣き落としでもなく、無条件降伏でもなく、フラットな状態で話ができて そこから長男が自分で決めることを冷静に受け止められたのでそこに「スッキリ」を感じたのでした(後に引かない感じ)
今回 長男がたまたま「行く」という選択をしたので別段困ったことはなく結果オーライだったのですが、もし「休む」という選択をしたとしてもそれはそれで受け入れられたような気がするのです
(本当に具合が悪いときと、少しヒザをつき合わせて話せば大丈夫なときとの見極めができてきた、というのが一番フィットする言い方なのかもしれません)
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群馬ではしとしと雨がお昼前には雪に変わり、庭にも少し積もりました
犬のように駆け回っている子ども達を見ると、明日も元気に登校できそうです
今夜から明日も冷え込むそうです
通勤通学の皆さまもどうかお気を付けて
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)