子どもの速度

のどかだなぁ

息子との帰り道にはきまって
「夕焼け小焼け」が聞こえてきて

毎回ほっこりします

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息子の保育園までは
毎日徒歩で送り迎えをしています

以前住んでいた所の保育園は
ガッツリ車での送り迎えだったので

とても新鮮です

自転車や歩行者も沢山いるので
だいたい手を繋いで歩くのですが

狭い歩道は
前後で歩きます

4,5歩進んで振り返ると
全然歩みが進んでいないので

声を掛けながら
ちょっと歩いては振り返り
その繰り返しです
（ひとりで歩く2倍くらい時間がかかります）

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雨降りの日なんて
それに輪をかけてのんびり歩くので
私にとっては牛歩のように感じてしまいます

子どもたちがうんと小さいときには

抱っこ紐で買い物袋を抱えながら
「ベビーカーに乗れるようになったらいいなぁ」

それが叶うと

ベビーカーを押して狭い道で悪戦苦闘しては
「手を引いて歩けるようになったらいいなぁ」

それが叶うと

手を引きつつ
おぼつかない足取りと危なっかしさにヒヤヒヤしては
「自分でスタスタと歩けるようになったらいいなぁ」

それが叶うと

「もう少しさっさと歩いてくれないかなぁ」

（自分本位！）

我ながら
何てラクしたがりなんだろうと思います

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そんなことを感じた今日は

思う存分
子どものペースに合わせてみました

「あのねぇ、カサをクルクルすると雨がおどるんだよ」

「あっ、このアジサイは雨でよろこんでるみたい」

「カエルとカタツムリはね、雨となかよしなんだよ」

彼は
いつも以上に
おしゃべりが止まらなかったのだけど

私は
今まで
一体何を急いでいたんだろうと

ここに書き記しておかないと
きっとすぐに忘れてしまいそうな
儚くて温かくて愛おしい
こんな貴重な時間を逃してなるものかと

そんな気持ちのグルグルが止まりませんでした