言いましたよね

- Category - 怒りん坊日記



だからあのとき言いましたよね



喉まで出かかって
やめたセリフでした


***********************

週末
夫がちょっとした用で出掛けることになっていたので

代わりに私が
子どもたちの送迎やら外出の用事を引き受けたのですが


しばらく服用していた咳止めのお薬が
なくなったと言っていたので

「出掛けたついでにそちらにも回ってお薬出してもらったら?」

と言いました


「別にいいかな」

夫は(私とは違って)
心にもないことや裏腹なことを言ったりしないので
「いい」と言ったら動きません(諦)


「そう?」

その場はそれで終わっていました


***********************

ところが翌々日の朝

「咳止めの薬、もらって来たら良かったかな」

と言い出しました



それを聞いた瞬間

(やっぱりね!)



「だからあのとき言いましたよね」

そう言いたくなっている自分がいました



今回は夫に対してでしたが
特に子どもたちに対して


やっぱりね!
だからあのとき言ったじゃない!


そんな風にイラッとしてしまうことがあります



でもよくよく考えてみると

私にとっての「あのとき」は
相手にとっての「今(それが必要なとき)」
ではないのかもしれません


そして私が

やっぱりね!
だからあのとき言ったじゃない!


というセリフには


自分の考えが合っているに決まっている
という思い込みと

取り合ってもらえなかった寂しさが
集約されているような気がします


***********************

お互いの「今」で会話しても
子どもに対しては

あとから苦労するから

色々お世話を焼きたくなって
あれこれ言いたくなってしまいますが


私自身も当時は
いくら言われても
自分が納得できないことには全く耳を傾けなかったなぁ
そんな風に思い出して苦笑いしています

学生のうちにしっかり勉強しておくといいよ
あとから「やっておいてよかった」と思えることがあるから


色んな人から何度となく頂いたアドバイスですが
勉強がほんの少しに遊びがいっぱいの学生時代でした


今振り返ってみて
もうちょっと勉強しておけばよかった
そう思うこともありますが

それ以外の当時夢中だったことが
今の自分の趣味につながっていたり
「私の個性(ちょっと変なところとか)」を
形作ってくれていると思うと

それはそれでいいのかもしれません



夫の咳
平日は病院に行くのが難しいので

温かくして
酷くならないように
家でできることをしたいと思います




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

トップに戻る


人気ブログランキング