次は何だろう？
初めはイライラしていたのに
気になってしょうがありませんでした
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電車内で
私は車両の後ろの方に座っていたのですが
前の方に座っている（らしい）団体の
おばちゃま達がいました
グリーン席だったので
とっても静かな車内で
そのグループの話し声が響き渡っていました
その中にひときわ
滑舌の良い通る声の方がいらして
色んな会話が120％筒抜けでした
お互いのアクセサリーを褒める
寂しいから犬を飼おうと思っている
義理の両親の介護の話
孫に来週会えるのがとても楽しみ
お漬物を冷蔵庫に入れずに家を出てしまった
しばらくは本を読んだりして気を紛らわせていたのですが
さすがにボリューム大きすぎるなぁと
イライラしている自分がいました
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そんなに混んでいないし
他の席に移動しようかなぁ
アンガーマネジメント的に考えた場合
「そこから離れる」という選択肢も私にはありました
どうしようかなぁと考えていたら
「～だよぉっホッホッホ！」
「～ねぇっヘッヘッヘ！」
「～からぁっハッハッハ！」
急に笑い上戸に変身した方が現れて
全ての語尾を笑いで明るく終わる技を繰り出し始めました
い、いかん！これは移動できない！
次に何てくるかが気になって気になって
聞き耳を立てずにいられなくなってしまいました
その数分後に
目的の駅に到着したようで
おばちゃまたちはワイワイ降りて行きました
その後の静まり返った車内は
本来快適なはずなのに
私にはちょっと物足りなさが漂っていました
（勝手なものです）
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例えば自分が
仕事の資料を抱えて乗車していたとしたら
同じような出来事があったとき
きっと席を移動していたと思います
その時々の自分の状況で
イラっとしたり面白さを感じたり
知らず知らずのうちに
感じ方を自分で選んでいるのです
公共の場だからと
むやみに我慢するということではなくて
その中でできること
例えば
席を移動する
耳せんを持っておく
気分が落ち着く飲み物を買っておく
事前に準備しておくことで
ムダにイライラすることを防げる場合もあります
（私の場合は甘いモノは欠かせません）
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子（やまもとちかこ）
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