（しまったぁ！）
と思った瞬間に
それを正当化したい自分が
そこに居ました
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めったに行かない
デパ地下のお総菜売り場
正確に言うと
よく通り掛かるけれど素通り状態
美味しい匂いがして
見ているだけでも美味しいのですが
ちょっとお高そうな気配がするので
そこを素通りしてスーパーへ直行します
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私がいつもカゴに入れるお惣菜は
あらかじめパックに入っていて
ちょっと遅い時間なら
割引シールが貼られていたりします（嬉）
ですがその日は
子どもの誕生日でもあったので
勇気を出して
ちょっとお高そうな総菜売り場へ行きました
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量り売りのお惣菜を買うのは
実は生まれて初めてで
こなれた様子でオーダーしている人の様子を
商品を見るフリしてじっくり観察して
いよいよ自分の番が回ってきました
（あ！これにしよ！）
430円のサラダが
とっても美味しそうだったので
迷うことなく
即決でした
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私「これ下さい」
店員さん「こちらの容器でよろしいですか？」
私「はい、見本のものと同じで」
店員さん「ありがとうございます、860円です」
私「はい、………（はいっ？）」
目ん玉が飛び出そうになりましたが
よく見ると「100ｇ430円」でした
いつもは1パック300円のサラダでさえ
買おうかどうしようか考えるくらいなのに
いつものを余裕で2パック買えてしまうなぁと
頭の中をグルグルしていました
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私に考える暇を与えないくらい
手際よく袋詰めをして下さる店員さんを前に
「やっぱりやめます」とは
言えませんでした
勢いよく注文してしまったし
引っ込みがつかない状態だったのですが
それを悟った瞬間
誕生日だしいっか
860円もするんだから絶対美味しいはず
自分の行動を正当化し始める
もう一人の自分がいました
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私にとっては
とっても高い買い物だったのですが
買ってイライラしたのかというと
そういうわけでもありませんでした
逆に
こういうハプニング（カン違い）でもなければ
こんな高いサラダを買うことはなかっただろうなぁ
ちょっとワクワクもしました
そのお高いサラダは
期待を裏切ることなく
それを軽く飛び越えるほどの美味だったので
機会があったらまた買ってみようと思います
（自分へのご褒美として）
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子（やまもとちかこ）
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