（あれ？いない）
全然知らない人のことを
ついつい探してしまいました
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毎朝通りかかる
ちょっとした広場があって
そこで
懸垂をしているおじさまがいます
一番初めに見掛けたのは
年が明けて2月の終わり頃
そこから
雨の日も
雪がちらつく日も
桜が咲き始めた日も
桜が散っていた日も
風景はどんどん移り変わっても
変わらず懸垂をしている姿がありました
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季節が流れて
寒かった日が過ぎ去り
ポカポカ陽気から
じわじわ湿度が上がり始める時期になっても
やっぱり変わらず
同じ時間に
懸垂をしているおじさまの姿を見ながら
そこを通りかかっていたのですが
（あれ？ いない）
パタリと
その姿を見掛けなくなった時期がありました
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名前はもちろん顔もよく覚えていないし
全く面識のない状態でしたが
見掛けなくなった日から
気づくとその姿を探してしまっていました
始めは気にも留めなかったのに
それが当たり前になっていたのかもしれないなと思うと
何かが習慣になるというのは
こんな風に生活の一部みたいになるのだなとも感じました
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継続したいと思った何かに
取り組むとき
始めた当初は
まず続けることに一生懸命になりますが
それが「普通」「当たり前」になると
頑張らなくても続けられたり
逆に続けることに満足したり
役目を終えたり節目を迎えたりして
自分の中で納得し終えると
気持ちよく手放せることもあるかもしれません
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そんなことを考えながら
通り掛かったいつもの広場
一週間ぶりに
懸垂しているおじさまが復活（？）していました
（ホッとしました）
私が継続しているものといえば
アンガーマネジメントですが
まだまだ取り組み続ける意味があるし
私にとってはなくてはならないものだと思うので
続けなければいけないというよりは
取り組み続けていきたいなと感じています
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子（やまもとちかこ）
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