カレンダーの中には
見ると辛くなる日があって
かつては
思い出すたび
怒りが込み上げてくる日でもありました
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早く週末が来てほしい
薄暗い淀んだ水面を這いつくばって
もう息が切れそうな中
やっとのことで見上げたとき
光が差した水面には
カレンダーの赤い数字が見えて
やっとそこで息継ぎをして
赤い字から黒い字に暦が切り替わったらまた
何とか息が続きますようにと
祈るような気持ちで力弱く空気を吸い込んで
ザブンと淀みの中に身を落としていく
今振り返るとそんな感覚です
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当時は完全に麻痺していて
そんな感覚であったことにも気づきませんでしたが
長い長い時間が流れて
少し記憶も薄れてきたけれど
今でもカレンダーでその日を見ると
心がキュッと緊張して
上を向いていないと
涙がこぼれそうになったりもします
充分頑張っていた
あの時の自分の精一杯だった
そう思えるようになってきてようやく
こんな風に綴れるようになりました
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つらいとき
しんどいとき
つい恨みごとを言いたくなったり
自分の中のドロドロした感情に嫌気がさしてきて
だったらいっそのこと
自分のことを責めていた方が楽な気がして
本当の気持ちを見て見ぬ振りしたり
過剰に怒りを発動させたり
そんな時期もありました
でも結局
どこまで行っても
自分は自分でしかなくて
自分だから自分でいられる
何言ってるかよくわかりませんが
「自分を知る」ことに終わりはないのだと思います
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今でもちょっとしんどくなる
そんな日が
足音をひそめて
ゆっくり近づいてきますが
今年は静かに迎えつつ
深い呼吸ができるといいなと思っています
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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