問題はそこじゃない
ついつい水面上のものを
何とかしたくなります
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今目の前に立ちはだかる問題に対して
何とか解決したいと思うとき
それがどこにつながっているのか
自分の中のどこから来ているものなのか
辿っていくと
「そもそもそこではなかった」ということがあります
たとえば
「子どもが朝から晩までスマホにかじりつきで勉強しやしない」
「とにかくスマホをやめさせたい」があったとして
(私の場合でいうと)
スマホを取り上げてやめさせたとしても
それはあくまでも水面上のことです
スマホをやめたからといって勉強するわけではなく
きっとマンガにスライドするだけだと思います
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そうなると
根本的な解決につながらないどころか
怒りがせわしなく席替えしているだけのような状態
(ではないかと想像しています)
「子どもがスマホにかじりつきだと」
「子どもが勉強しやしないと」
私にどういう恐れがあって
どこからどんな怒りにつながるのか
そこをまず掘り下げてみることと
「私は」と「子どもは」を切り離して考えてみることです
(子ども自体は問題とは思っていないかもしれないから)
そこでもし
ゴールを思い描くとしたら(私の場合)
それは
ガリガリ勉強している子どもの姿
スマホには見向きもしない子どもの姿
ではなく
その先の
子ども自身が進みたい進路へ向かって
歩みを進められる環境であること
だったりします
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じゃあ
そのためにどういう行動を選択するかと考えると
それは
スマホを取り上げてみること
勉強しないと恐ろしいことになると脅す
ことではなく
どういう未来を描きたいのか話し合いを経て
納得した形でそのための努力をしていくこと
そのために必要なことは
私にとっても子どもにとっても長期的に見て健康的な行動になっているか
ということです
ついつい目の前のこと
水面上の問題しか見えなくなってしまったり
とりあえずそこを払い除けてキレイにしてしまいなくなるけれど
長期的なプランと
スモールステップが不可欠だなと思います
(特に子育て)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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