尾行なんていうと
人聞きが悪いのだけれど
結果的に
そんな感じになってしまいました
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保育園の降園時
次男と家路に向かっていると
ちょうど目の前を
学校帰りの次女が歩いていました
(おっ!友達と帰ってる!)
てっきり
毎回ひとりで帰ってきていると思っていたので
驚きと安心とともに
ちょっと気持ちが浮足立つのがわかりました
(よし!これは尾行ではないぞよ)
しっかり聞き耳を立てつつ
次女とお友だちの真後ろを
次男と手を繋いでついて行きました
(だって行き先同じなんだもん)
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耳はダンボだったのですが
次女の話し声は全く聞こえず
隣を歩くお友だちが
ひたすら歌を歌っていました
(……ん?)
信号待ちでも
その様子は変わらず
とうとう分かれ道にきたらしく
友人「じゃね~、バイバイ!」
次女「バイバイ」
とうとうそれで
別々の道に分かれて行きました
私自身の違和感は
なかなか拭い去れなかったのですが
(何か喋ればいいのに)
(せっかく一緒に帰ってるんだから)
これは
余計なお世話
いらぬ心配
なのだと思います
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ひとりになった次女に
後ろから次男が飛びついた瞬間
「あー!おかえりー!」
いつもの
怪獣次女に戻りました
私の知らない
(うすうすは把握しているけれど)
次女の外の世界での様子を垣間見た
摩訶不思議なバレバレ尾行でした
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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