交渉決裂

- Category - 怒りん坊日記



子「………」

親「………」


珍しく
子どもたちと夫の
にらみ合いが繰り広げられていました
(ワクワク)


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通信時間によって
速度制限がかかった関係で

ゲームし放題の子どもたちの無法地帯に
夫がひとりで乗り込みました


夫「一人ずつアカウントを取って時間制限かけるから」


子①「は?意味わからん」
子②「いきなり何?」
子③「アカウントって何?」
子④「???」(会話に入れず)


私「……」(妙にワクワク)




言葉足らずな夫と子どもたち
これからどんな風に展開するのか
聞き耳を立てていました




夫「だから…一人ずつアカウント取れば時間管理がしやすかろう」

子①「何でいきなりその話になるの?」
子②「自分だってやってるのにズルイ」
子③「大人だからってムズカシイ言葉ばっかり使って!」
子④「???なんのこと?」


私「……(何これ?)」



会話はしているのに
全く噛み合わないやり取りでした


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中立的な立ち位置の私から見ると


ゲームをしている子どもたちは

それなりに時間や順番のルールがあるけれど
場合によってはイレギュラーなことが起こって

時々いざこざはありつつも
自分たちで管理しようとしています



夫の考えとしては

時間も順番も曖昧なときがあって
それで揉めるのなら

誰の目から見ても平等さが保てる
「アカウントを取って時間設定をする」
のが手っ取り早い
ということなのだと思います



どちらの言い分も
納得できるところはあるけれど

それをお互いがわかる言葉で説明しないので
話がかみ合っていないのです


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実はこのゲーム

私は全く興味がなく
「買っても良いか」
と夫に聞かれたとき

「それ今の生活にとって重要度が高いものですか?」
と思わず詰め寄ってしまいました


結局夫は
ゴリ押しに近い形で
ふらっと出掛けて買ってきたのですが

開封するにあたって


①みんなが納得できる楽しみ方をすること
(順番を決めたりして独り占めしない)

②その日の課題の妨げにならないようにすること
(それぞれ宿題をすませてから)

③時間の管理をすること
(一日中やるのはNG)

そして

④万が一揉め事が起こったとしても私はノータッチです


それらを
夫を含め子どもたちに提示してありました


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実際にこうやって
グダグダ言い始めて

その日は子どもたちも不貞腐れて
交渉決裂してしまったようなのですが


私自身は
④を宣言していたおかげで

変に口を挟まずに済んでよかったな
と感じました



会話を聞いていて
言葉足らずで勿体ないなぁ
とは正直思いましたが

そこは自分の引いた境界線のおかげで
立ち入らずに済みました



昨夜そんなことがあった
翌日の今日

どんな話し合いをしたのか
はたまた話し合いさえしていないのか
その辺は把握していませんが


いつもと同じように
楽しくやっているみたいなので
良しとしています





名前も知らないそのゲームは

頭に
光るゴーグルとヘッドギアみたいなのを付けて
キョロキョロしては

カラフルなマイクみたいなのを
ひたすら振り回しているのですが

全然意味がわかりません



ただ
夫の動きだけは
ヲタ芸にしか見えないので
面白いです




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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