そうじゃなくってぇ!
ロビーに響き渡っていました
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とある金融機関に
通帳の住所変更のために
手続きに行きました
子どもたちの分も
まとめて申請したので
ちょっと時間がかかるということで
特に何もせずにボーッと待っていました
すると
窓口ではなく
ロビーの所で
パンフレットを抱えたおばあちゃまが
スタッフの方に
あれこれ話し掛けていました
(たまたま近くにいたので丸聞こえ)
「〇年前には△△に加入していたのよ~」
「去年から□□に変更したんだけどね~」
「来月から☆☆も考えているのよ~」
スタッフの方は
相づちを打ちながら
「本日は△△についてご検討でしょうか」
「では□□についてご質問ですか」
「☆☆のご案内をいたしましょうか」
その度に
「 そうじゃなくってぇ! 」
割と強めに言われてしまい
困った様子でした
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スタッフの方は
おばあちゃまのニーズを知ろうと
会話のやり取りの中から
一生懸命だった様子なのですが
おばあちゃまからは
ことごとく否定されて
それを盗み聞きしていた私は
勝手に気の毒に感じていました
そして最後の方でやっと
「 そうじゃなくってぇ! ただ話を聞いて欲しいだけなのよ~」
そこからは
「はい」
「なるほど」
「そうでしたか」
そんな相づちでの
緩やかな会話になっていき
「パンフレット拝見して、来週また夫と来るわね~」
そう言って
帰って行かれました
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私自身も
そうじゃなくってぇ!
と声高に言いたくなってしまうことがあります
(夫に対して)
例えば
特にオチのない話で
結局何が言いたいの?と
責められているように感じたり
(私の思い込み)
そのままで納得したことを
ただ話しているだけなのに
解決策をひねり出そうとしている姿に
余計なお世話感をおぼえたり
(これも私の思い込み)
ただ話を聞いて欲しいだけなのに
そういう会話の流れにならないと
モヤモヤすることがあって
「ただ話を聞いて欲しいだけ」
上手くリクエストができていないと
上記のような思い込みが発動し
イライラし始めてしまうのです
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逆の立場になったときには
(対子どもたち)
何とかしなくちゃ!と
頼まれてもいないのに
あれこれ世話を焼きたくなったりすることもあります
そう考えてみると
お互いに
上手にリクエストを伝え合うことによって
より心地よい時間を共有できたり
良好な関係を築けたりするのだろうと思います
ちょっとおはなししたいから
やさしいおかおできいててね
でね
おわったら
「すごいね」っていってみな
今我が家で一番
リクエストが上手なのは
次男です
(最後の上から目線が気になりますが)
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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