涙速乾

- Category - 引っ越し



とりあえずまだ出しておこう


色々早めに梱包しておきたいけれど
マンガ&ゲームは一番最後になりそうです


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お風呂から上がると

次男が泣いていました



何か言いたげだけど
訴えてくる様子もなく

「どうした?」

声は掛けたけれど何も言わず
私の膝の上でシクシク泣いていました



いつもなら

「どうしたの?何か言われたの?ケンカしたの?」

あれこれ
聞きだそうとしてしまうのですが


今日は
黙って
次男の背中をさすっていました


すると

「あのね、ゲームをしたかったのにね、ダメって言われた」

話し始めました


「ふーん、そうなんだ」


ふと時計を見ると
22時でした


(そりゃそうだよ、チビッ子はおねんねの時間さ!)



いつもなら

「でも今日は遅いからダメだよね」

そう言いたくなってしまうのですが
そのまま黙っていました


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私「ゲームをしたかったよね」


息子「うん、でも本当はもう遅いんだよぅ」

私「そうか、遅いのかぁ、じゃあ、どうする?」


息子「あのね、明日の朝やろうかなぁ」

私「なるほど!朝ね、じゃあ、どうする?」


息子「あのね、お知らせしてから、寝る」

私「そうなの?じゃあ、寝るのね」


息子「うん、チカコ、おやすみ」


私「おやすみ~」


(お知らせって何ぞや?)



ちょっと気になりましたが
「寝る」と言っていたので
そのまま見送りました


私に背中をさすられつつも次男は
ずいぶん長いことメソメソしていましたが
会話の中で

「じゃあ、どうする?」

が出始めた頃から
涙がピタッと止まって
いつもの調子に戻っていました


それは次男の反応なのですが
私自身は

「いつもなら」やりがちな行動

「どうしたの?」と質問する
「もう遅いから」と納得させようとする

をしなかったことで


自分のペースやタイミングで
今起こっていることや気持ちを伝えることができる

もう寝る時間であったのは
頭ではわかっていたことだけど
そこにあった誘惑(ゲーム)に捨てがたくて
だけど
最終的には自分で自分を納得させられた


そんな次男の成長を見ることができました


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「いつも」の無難なやり方だと
そんなに大幅に失敗することもないし
そもそもそこで立ち止まってみることもないのですが

「いつも」とは違う関わり方をしてみると
上手くいかないこともありますが
逆にそこで
思わぬ収穫を得られることもあります
(今回はこちらでした)


今回思いがけず
「いつも」より心の余裕があったのは
お風呂上がりでポカポカしていたからでした


逆にイライラしやすいのは
身体が冷えているとき


やはり
私にとっては
「冷え」は天敵のようです



しばらくして寝室に行くと
次男の枕元には
ふせんメモが貼ってありました


あしたのあさ←ほいくえんのまえ
すーぱーまりおぶらざーず
やる



これが
「おしらせ」の正体だったようです



明日は
早起きできるといいなぁと
ホカホカのお布団に潜り込む

これもまた
至福の時間です




怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント

山本周子(やまもとちかこ)

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