険悪から邪悪に変化するまで
一瞬のことでした
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電車内でのこと
私は運良く座っていられたのですが
電車内はかなり込み合っていました
とある駅で
人がざざーっと流れ込んできて
しばらくその状態で缶詰め状態
また別の駅で
人がざざーっと流れ出ていく
そんな繰り返しでした
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そんな繰り返しの中
窮屈そうな唸り声のようなものが聞こえて
ふとそちらに目線をやると
目の前に立っている男性と
その奥に立っている女生徒が
にらみ合っていました
(えっ?)
と思った瞬間に
男性が肘で小突き
それを受けた女性が
肘で小突き返し
睨みをきかせて降りていきました
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ドッキリ?と思うほど
一瞬のできごとだったのですが
車内に残された男性は
私の目の前で
不機嫌そうに立っていたのですが
大きなため息をついた次の瞬間には
穏やかな表情になっていました
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ここで感じたことは
怒りに怒りで反応すると
一瞬で険悪さが邪悪に変化してしまいそうだなということ
売り言葉に買い言葉的な状況とは
こういうことを言うのかもしれないなと思いました
もうひとつは
誰しもそういう状況に遭遇する可能性はあるし
それはある意味完全に防ぐことはできないけれど
怒りは伝染するという特性を理解することで
必要以上に自分が巻き込まれることを防げるかもしれない
そんなことも感じました
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電車という
ある程度閉鎖された環境を考えると
時間をずらして空いている時間帯で利用する
場合によっては車両を移動する
アンガーマネジメント的には
自分なりにできることもありそうだなと思います
怒りの感情と上手に付き合う
アンガーマネジメントコンサルタント
山本周子(やまもとちかこ)
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